ソフトウェア工学Ⅱ

最終レポート

Q1. ソフトウェア工学Ⅱで学んだことの中から、これが一番大切だと思う事柄を記してください。

 発生を知ること。これが、一番大切だと思います。プログラミング言語の発生、コンピュータの発生、人間の発生など色々在りますが、すべて含めた上でです。なぜ必要だと思うか端的にいうと、発生を知ることで継承できる(盗める、生かせる)からです。例えば、偉大な人物がどういう道を進んできたのかを知れば、自分の進むべき道を検討することができる。だからこそ、発生を知ることは大事だと思います。そして、自分が使うプログラミング言語を検討するときにもこの発生というのは重要で、どのような過程で言語が出来て行ったかを知れば、自分にとって最適な言語を選べるはずです。また卒業研究発表のときに、「過去の論文を読まないで、良い論文は書けない。」と上田先生が言っておられたのもそういうことを示していると思います。

Q2. 配布資料を(自分のメモ書きも)見返しながら、次のいくつかの質問に答えてください。

あ)配布資料を整理整頓しておきましたか。

 「はい」が7割で、「いいえ」が3割だと思います。「いいえ」が3割の理由はクリアファイルに整理していたので、最初から想定していた通り、3ファイルになったということ、そして、見分けがつかなくなってしまっていたことで「いいえ」3割としました。ちなみに、透明のクリアファイルは昔大量買い(100枚程度で数百円)を買っていたので、それを使ったのが致命的だったと思います。

い)もっと学んでおきたかったことはありますか。

 はい。プロジェクトのメンバーの役割に関して、企業が実際にどのような役割分担をしているかということ、そしてどういう役割があるかどうかを学んでおきたかったです。荻原先生のプロジェクト演習でも、樹状整列プロジェクトでも、リーダー、チーフプログラマ、テスタ、品質管理など、分担はしたものの微妙な感じだったので、学んでおくべきだったかもしれません。

う)単位を取得できたと思いますか。

 取得できたと思います。理由としては、授業後のほぼすべての時間をソフトウェア工学の調べる時間としていたこと。それから、提出物を出すときは、MVC, Pane, Utility, Scope, Project/Project_MVC_Exampleのいずれかを何度も読みながら、作業をしていたということから、2単位を取得できたと思います。また、今までは市岡という友達のプログラムを参考にしながら、コードを書いていましたが、これからは青木さんのプログラムを読みながら、作業できるのでオープンソースになっていたのは、本当に良かったです。もちろん、まだ読めるレベルにはなっていないのですが、そのうちオープンソースのプログラムを読もうと思います。

え)試験がないことの是非をその理由を添えて。

 試験ではなく、手習いの方が良いと思います。確かに、たった60分という試験ではまかなえないですし、大学の1番改善すべきシステムが定期試験だと、1年のころから思っています。高校のときは科目によっては120分だったり80分だったりしてたのと、「見直し」や「なぜ点数がこうなったのか(ここが重要)」という理由がわかったのに対して、大学では見直しもなければ、評価された結果が点数としてしか返ってこないので、実感がまったくなかった。なので、良いと思います。

お)後輩に奨める奨めたい授業でしょうか。

 はい。手習いする授業(ソフトウェア工学Ⅰ+Ⅱ、Webコンピューティング、プログラミング演習全般、プロジェクト演習など)は、かなり学べた感があって良いと思っています。それからすでに、附属高校のときの今1回生の後輩にちゃっかり言っています。そのため、ソフトウェア工学ⅠとⅡが連携しているから、やるなら両方取るように言ってます。それと、オフィスアワーに関しても奨めていて、もしかしたら1人訪れてくるかもしれません。

Q3. 春学期の授業を振り返って、感想などを気軽に何でも書いてください。

授業に関して

 授業も良い授業をしていただいたと思っていますが、何よりも先生のソースコードがオープンになっていたのが、本当に良かったです。規模の大きいオープンソースに手を出して読むのは、初心者にとってはなかなか大変で、規模が小さく良いコードを読みたいと思っていたので、良かったと思います。

Webサイトの今後の進展

 次のWebサイトの進展としては、このWebサイトのpackage(css,js,jqueryなど)を拡張して、iPhoneによる編集(バス待ちのときに書けるように)、PCでの最適化編集のために、サーバサイドの言語を使って進化させようと思います。

iOSアプリ, Androidアプリ

 この前ランチタイムトークにて、2回生でAdobe airでiOSアプリを作り、AppStoreで2万ダウンロード以上のダウンロードを記録させ、パズドラの順位を抜かした「インフレ」というゲームを作った子がいました。そのとき、自分の哀れみを感じたわけですが、それに対抗してといいますか、iOSアプリ,Androidアプリなんて余裕で作れるぜってなるようにしようと考えました。それで、Objective-Cを使わずにAdobe airを使って、iOS,Androidを書けると聞いたので、他にもAdobe airのようなライブラリがないか調べました。すると、iOS, Andrid, MacOSX, Windows, LinuxなどのOSで動作するKivyというライブラリ(おそらく言語はPythonのみをサポート)を見つけました。どこまで移植性があるかどうかは今のところわかりませんが、今まで、移植性の高い言語またはライブラリを探していたので、良い情報を知りました。ただ、kivyに関する本が日本でおそらく1冊しかないので、頑張ります。

樹状整列プロジェクト

 最初は、乗り気な感じではなかったのですが、3日前にプログラムの無駄な部分(一部どうしようもないコードは無視。)を削除して行っているときは掃除している感じがして、大分楽しかったのと、気分がすっきりして良かったです。それから、決して最適なコードではありませんが、プロジェクト演習と同じく自分の全力を出したと思うので満足です。

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